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シートフローリングへの施工について

最近の分譲マンションのフローリングは90%以上でシートフローリングが採用されています。
従来型の突板フローリングとは異なりメリットもデメリットもございます。
またコーティング施工の事を良く理解していないデベロッパーさんではワックスとコーティングを
同様と間違って理解しており誤ったアナウンスをご契約者様へお伝えしているようです。
当ホームページにて誤解を解いて正しいところのご説明をさせて頂きます。


突板フローリングとシートフローリングの違い

突板フローリングとは表面の仕上げ材のみ天然木をスライスしたものに染色したものを貼りあわせた
複合合板フローリングを指します。
シートフローリングの構成そのものは同様に複合合板フローリングになりますが表面の仕上げ材が異なります。
シートフローリングは木目柄のプリントされたオレフィンシートに硬質シートを加工された
フローリングを指します。
見た目は同じ木目柄ではございますが天然木かプリントされた紙かの大きな違いです。
突板の場合は薄い素材ではありますが一応天然木ですので表面はそれなりに硬く凹み傷には強くなっています。
しかし定期的なワックス塗布を怠りますと表面のヒビ割れの原因になります。
シートフローリングは単なる木目柄プリントシートですのでワックスを掛ける必要はありません。
ここで勘違いされやすいのですが基材が木ではなくシートなのでワックスが不要なのです。
あくまでもヒビ割れ防止と言う観点のところで不要と言っているだけです。
話しが逸れましたがシートフローリングのデメリットとしては表面基材がヒビ割れないように柔らかく
なっていますので物を落とした衝撃程度で小さな凹み傷は突板フローリングと比べて簡単についてしまいます。
取りまとめて見ますと突板フローリングのメリットは表面が硬いので凹み傷に強いがワックス塗布を怠ると
表面がヒビ割れしやすい。
シートフローリングは表面が柔らかいので凹み傷には弱いが紙素材なのでワックスメンテナンスが不要で簡単。

ワックスとコーティングって違うの?

オプション会で案内されている水性コーティングは紛らわしいですが実はワックスの分類に入ります。
普通のワックスへ微量のウレタンが含有されている為、高級なワックスの位置づけになります。
高級とは言え水性素材ですので数か月間の有効目安と考えられます。
主にワックスの目的は突板保護の観点と艶出しがメインとなります。
しかし水性素材の為、素材は柔らかく薄い塗膜ですので衝撃や耐水性に弱く短期的な効果しか望めません。
その代り材料も安価で施工も非常に簡単です。
一般的にコーティング施工と呼ばれるものは油性塗料を指します。
多くはシリコンコーティング、UVコーティング、ガラスコーディングが主流です。
これらは一度施工しますと油性塗料ですので水拭きで剥がれる事はありません。
よってメンテナンスフリーな訳です。
良く掲示板等で騒がれている油性塗料は一度施工すると剥がせないと言うのがデメリットのように
書かれていますが簡単に剥がれて何度も施工するようであれば必要ないのでは?ないでしょうか。

シートフローリングにコーティング施工するメリットとは

シートフローリングはワックスが不要なのでコーティングは不要なんじゃないの?と良く聞かれますが
突板での表面ヒビ割れ以外にも重要なメリットがあります。
それは防汚対策です。
「特に」シートフローリングは突板フローリングと比べ表面がマット(艶消し)な仕上がりの為
歩行による足汗の跡が非常に目立つようになります。
これは表面素材が水分の吸収率が高いからなのです。
何か水気のあるものをこぼしますと良く判ります。
表面から吸い込んでしまう為、直ぐに拭きとっても全部が拭き取れるものではありません。
拭き後が残ってしまうのです。
これがシートフローリングの最大のデメリットなんです。
それを回避するのに有効なのがフロアコーティングです。
コーティング施工する事により水分の吸収を妨げますので拭き上げる事により綺麗な状態を保てます。
特にUVコーティングやシリコンコーティングがお勧めです。

フロアコーティング

シートフローリングは専用の施工テクニックが必要です

首都圏のマンションでは非常にポピュラーなシートフローリングですが住宅全体で見ますと
まだ突板フローリングの方が一般的です。
熟練していない職人や戸建がメインの業者さんですと突板と同じ「材料」や「施工方法」で
工事されているところも少なくありません。
いわゆる失敗例を良く拝見します。
先般も説明いたしました通り同じフローリングであっても表面素材が大きく異なるので材料や施工方法も
替えないと綺麗に仕上がりません。
一番多い失敗例は施工方法が突板用になっており材料も突板用(一般的に普及型)を
採用されている業者さんです。
仕上りは一目瞭然で玄関から見て自然光を当てますと仕上がり(光沢)にムラがあるのが特徴です。
これは下地剤であるプライマーの塗布量と材料が突板用の為、目止めがしっかりついていない為です。
これらをしっかり合わせて行わないと塗り後やムラが多くなり綺麗に仕上がらないのです。

シートフローリング用の材料と施工方法

UVコーティングの場合は1液性ではなく現地配合となりますのでプロのスタッフであれば
現地洗浄過程で見極め材料の配合を調整します。
特にシートフローリングであれば専用の下地材(プライマー)を使用します。
これにより塗膜の密着力も上がり施工後の剥がれる懸念が少なくなります。
また、シートフローリングは水分の吸収率が高いので突板の様に薄く塗りますとムラになりますので
約1.5倍程度の量を塗布するようにします。
但しUVコーティングの塗膜は非常に硬いので安易に厚く塗り過ぎると割れる懸念もありますので
熟練した職人による施工が前提のお話しです。
1液性のシリコンコーティングは塗料で調整ができないので塗布する量を1.5〜2倍程度の量で施工すると
比較的綺麗に仕上がります。

防汚対策は光沢アップで表面張力を上げる事

光沢を上げるのは見た目の事ではありません。
表面張力により汚れを寄せ付けず付着した汚れを落としやすくする為のものです。
お客様の中には光沢を下げて艶消しにと仰る方がいらっしゃいますが弊社では全てお断りしています。
技術的な問題ではありません。
クリアな塗料で光沢を「ぼかす」には艶消し剤(主にセラミック等)を混ぜればできます。
でもこれが問題で不必要な不純物を混ぜる訳ですから施工後に床材との密着が悪くなり衝撃で塗膜が
割れたり剥がれたりするからです。
また光沢が無いと言う事は表面張力も無くなりますので汚れも付きやすくなるからです。
なら施工しない方が・・・と言う結論に基づきお断りしています。
ガラスコーティングを弊社が施工しない理由も上記の要因があります。
またガラスコーティングの塗膜はフローリングに施工するには硬すぎます。
硬すぎる為、密着不良の懸念も高く艶消ししますので部分補修も綺麗にできなケースが多々あります。

二重床と直貼りフローリングの違い

弊社では二重床にはUVコーティング、直貼りフローリングにはシリコンコーティングを推奨しております。
理由は幾つかあります。
まずUVコーティングは非常に塗膜が硬いので柔らかい直貼りフローリングには不向きです。
(割れる懸念があり)
UVコーティングは仕上げで紫外線照射機を使い塗布した塗料へ照射し硬化させます。
ですが直貼りフローリングは構造上、塗布する際にV溝より下地のクッション材へ塗料が染み込みますが
紫外線照射の届かない裏側は硬化しないので困ります。(歩行した衝撃で材料が噴き出す事があります)
シリコンコーティングはUVコーティングよりも塗膜形成自体が薄く柔らかいので
直貼りフローリングにも最適です。
もちろん二重床にも施工できますので予算上厳しい方はシリコンコーティングをご検討ください。

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