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新築分譲マンション、完成済なのに引き渡さないのは何故?

通常は、建物が完成し役所の検査が完了すれば

早く区分所有者へ引き渡したいはず。

施工会社は建設中には多額の保険に加入していますが

売主へ引き渡すと同時に保険は解約となり、

今度は売主が保険に加入します。

区分所有者へ引き渡す前に火災や地震などで被害に

合わないとも言えないのです。

上記を考えれば通常、区分所有者へ引き渡される当日に

施工会社から売主に引き渡され数時間後には区分所有者へ

引き渡されます。

これですと売主の所有時間は僅かなので保険には加入せずに済みます。
(経費削減)

しかし、この当たり前の事がなされない事があります。

建物は完成し竣工済検査も完了しているのにも関わらず

区分所有者に引き渡されない事があります。

これには大人の事情があるんです。

と、その前に構図を説明しましょう。

マンションの区分所有権を購入した方は自分を「お客」と

認識していますが契約している売主は、お客と見ていない場合があります。

特に大手デベロッパーともなりますと売主である事業主のお客は

「株主」なんです。

※いち従業員は、もちろんご契約者様を「お客」と認識していますよ。

会社である上層部は、ご契約者ではなく株主を見て商売しています。

上場企業は株主の為に経営陣が会社経営しています。

では、株主は何を要求しているのでしょうか。

「配当金」です。

これは業績により配当金が決まりますので

当然、業績アップが望ましい訳です。

しかし、簡単に業績が上がる訳はありません。

なので決めた目標金額を達成(100%)が当面の目標です。

もし事業年度の途中で目標金額に達成してしまうような

状況になったら、どうでしょうか。

そのまま普通に行けば目標金額の150%とかに到達してしまうでしょう。

それはそれいいのですが、来年の目標が更に高い金額になってしまいます。

それで、来年は未達成では困るんです。(株主に怒られます)

なので売上を調整して年度末に丁度100%の売上になるようにするんです。

なので、建物が完成していても契約者へは引き渡しを先延ばしにして

新規事業年度で引き渡しをして売上を経常します。

このパターン以外にも、1期、2期、3期と契約時期でも

引き渡し時期が異なるパターンもあります。

目標金額は年度別以外に、四半期決算があります。

大手ですと4月1日から始まり6月9月12月と四半期決算があります。

四半期決算ごとに目標がありますので、達成如何によって

ご契約者様ごとの引き渡しスケジュールが異なるんです。

って、普通のマンション購入者さんはビックリしました??

いったい何処見て売ってるんだと。

更に売上や事業資金に余裕のある超大手企業となりますと

マンションの販売スピードも調整します。

あまり早く売れてしまうと早く売上経常するようになってしまうので

遅くしたい場合には価格を釣り上げて余り売れないようにします。

で、最終的に自分達が売りたい時期に売るんです。

普通は完成したマンションで契約したら早く入居したいですよね。

そんな他人の売上云々に付き合わされて遅くに引き渡される。

私なら耐えられません。

末端の実際に所有される区分所有者様に向いた商売をしてもらいたいものです。

日時:2018年9月29日 10:14

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